Pottering of a bicycle in Sugadaira Kogen. Vol.5
神川を渡る橋の上から、ちょうど上信越自動車道のローマン橋が見える。ローマの水道橋に似ていることからこの名前がついたとされるが、全長714.5㍍の20径間連続アーチは確かに神殿の城壁をも連想させるスケールで迫力がある。
さらに国道144号を下り、上田菅平インターチェンジ付近まで来ると、上田市街地に出る。今までのどかな風景の中を走ってきたが、これからは車や人が多くなる。
旧北国街道沿いにあったとされる柳町通りには、往時の面影を偲ばせる建物がある。上田市は映画などのロケを推進するフィルムコミッショナーが盛んだが、この通りも数々の名作の舞台となっている。
上田方面に戻ろうと思った二つ目の理由にこの銭湯の存在があった。菅平に向かうバスの車窓から、道沿いにあった銭湯の看板を発見し、ここに入浴したいと考えた。しかし午後3時からの営業。残念だがまた次の機会にここに行こうと決める。なかなか渋い趣の建物なので、中はどんなだろうか。またひとつ楽しみが増える。
上田に戻ろうと決めた最後の訳は、ここ福昇亭で焼きそばを食すこと。市街地の商店街から路地を入った場所にある。この店には以前、高校の担任に連れて来ていただいた。体育の教員で、私たちのクラスを初めて受け持った若い先生だった。仕事で上田に寄った際、近くの上田高校に赴任していた先生を訪ねた。昼時で飯でも食べようということになり、この店に連れて来ていただいた。てっきり奢ってくれるものと思っていたら、「ご馳走様」と一言。その顔は、お前も一人前になったと笑っていた。そんな思い出がこの店にある。
おそらく上田の方なら福昇亭の焼きそばを知らない人は少ないのではないだろうか。人気の店である。もう混む時間帯を過ぎていたので、ちょうど空いたカウンター席に座れるが、店内はまだ満席だ。メニューをよく見ずに焼きそばを注文するが、ラーメン+焼きそば、ワンタン麺+焼きそば、そしてなんと冷やし中華+焼きそばというセットがあって、周りを見渡すとほとんどの客がこうしたお得なセットを食している。失敗したなと後悔するが、西洋からしと酢を多めに掛けてほろ苦い気持ちを中和する。
Pottering of a bicycle in Sugadaira Kogen. END
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